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Windows安定化のために知っておきたいメモリの知識
(更新:2006年1月)
動画を編集したり、文書を作成したり、ゲームをしたり…と、PCの用途はいろいろ。それぞれに楽しんでいらっしゃることでしょう。だけど、「これ」をしているときは動作が重い。「これ」だとサクサク動くなど、使うアプリケーションなどによって、快適さが違ってきていませんか?遅い・重いと感じるのは、主に空きメモリに余裕がないときともいえるでしょう。メモリって、どうすれば“空き”が増やせる? もともとメモリに空きがどれくらいあるかは、どうやって調べる?など、メモリに関する知識をGETしてください。
 | | マナちゃんは「タスクマネージャ」を使ったことはあるかな? |
 | | メールソフトやブラウザが「×」を押しても閉じないとき、強制終了させるために使ったことは何度かあるよ。 |
 | | 「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Del」キーを同時に押して「タスクマネージャ」を出す、そのやり方だね。それ以外では「タスクマネージャ」を使うことはなかった? |
 | | う〜ん、多分。他に、どんなときに使うのかもわかっていないしね。 |
 | | そうか。今回勉強するのは、Windowsを安定して動作させるために知っておきたい「メモリ」のこと。メモリの使用量がよくわかる「タスクマネージャ」の見方からまずは探っていこうか。 |
 | | ※ 今回の講座で登場する「仮想メモリ」は、Windows 2000/Windows XPに搭載されているシステムです。 ※ 設定の変更等に伴い、何らかの支障が出た場合も、シャープ(株)が責任を負うものではありません。 |
 | | マナちゃんは、自分のPCに搭載されているメモリの容量を知っているかい? |
 | | 512MBだよ。 |
 | | ちゃんと把握しているんだね。じゃあ、今、PCを起動させているけれど、その状態で使える、メモリの空き容量がどれくらいかはわかるかな? |
 | | うぅ…。今は、Webサイトを表示させながらテキストを編集していただけだから、そんなに容量は使っていないだろうし、限りなく512MBに近いんじゃないの? |
 | | すごくアバウトに答えてくれたけれど、それはかなり間違っているよ…。タスクマネージャを起動して「パフォーマンス」タブをクリックしてごらん。
PC画面最下段のタスクバーを右クリックし「タスクマネージャ」を選ぶか、「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Del」キーを同時に押すと、「タスクマネージャ」が表示されます。「パフォーマンス」タブをクリックすると、

このような画面が出るでしょう。
単位はKB(キロバイト)で表示されているので、MBに換算するには1024で割ればOK。「物理メモリ」の「利用可能」と出ている数字が、PCせんせいが質問していた「メモリの空き容量」になります。 |
 | | えええ、たったこれだけなの? |
 | | 「いらないものは動かさない」でも学んだように、PCは起動中、いろいろなプログラムが動いているものなんだよ。それらが使っているメモリが引かれているから少なくなっているんだね。それと、ビデオを表示するためのメモリ(グラフィックアクセラレータ)分も引かれた数字になっているから、搭載メモリよりもかなり少なく見えてしまうね。 |
 | | そうか、そうだったよね。動いているたくさんのプログラムが、メモリを消費しているんだったね。 |
タスクマネージャの「プロセス」タブで、現在バックグラウンドでどういうプログラムが動いていて、それらが個々にどれだけメモリを使用しているかがわかります。
タスクマネージャの「パフォーマンス」タブで出る画面では、
私たちがPCで何かの作業をしているとき、メモリという作業領域に、プログラムやデータがいったん保存されます。そこからCPUへとデータが渡され、処理されていきます。
通常のメインメモリが作業に対して不足してしまったら、Windowsがいきなりシャットダウン!?そんなことが起きてしまわないように、Windowsが一時的に利用するのが「仮想メモリ」(Windows2000/Windows XPの搭載システム)という空間です。ハードディスクのような外部記憶装置を一時的に使うもので、これにより、多数のアプリケーションを同時に実行することができています。Windowsの標準設定では、、仮想メモリは、物理的に搭載されているメモリの1.5倍が確保されています。
 | | 使用しているPCのWindowsが、どれだけ仮想メモリの領域を持っているかは、 「スタート」から「マイ コンピュータ」を右クリック。「プロパティ」の「詳細設定」タブをクリックし、「パフォーマンス」の「設定」ボタンを押します。「パフォーマンス オプション」画面が表示されるので、そこでもまた「詳細設定」タブをクリック。

この画面で確認することもできます。 |
「仮想メモリ」に対し、「物理メモリ」と呼ばれるメモリがあります。これは、PCのシステムに“ハードウェアとして”搭載されているメモリそのものです。
 | | 「仮想メモリ」が使われている状態になると、ハードディスクと物理メモリとの間で頻繁にデータのやりとりが起こります。それにより、PC動作の速度が低下します。なによりも、物理メモリの空きが多いほどWindowsは快適に動きます。
上のタスクマネージャの図の「コミットチャージ」の欄で赤枠や青枠で囲んだ数値が、日常的に物理メモリの合計値を大きく超えているような使い方をしている場合は、「仮想メモリ」に多くを頼っていることになります。自分のPCの使い方に対し、物理メモリの搭載量が少なすぎるかも?と、不安な場合は、メモリの増設を検討するといいでしょう。コミットチャージの最大値(青枠部分)は、物理メモリサイズの2倍以内に収めたいところです。 |
仮想メモリを使えば、Windowsがいきなりシャットダウンしなくて済む。でも、動作が重く・遅くなる。安定した動作確保のためには、できれば、メインメモリ(物理メモリ)を増やすことが望ましいのですが、メモリの増設を考える前に、ムダに物理メモリを使っていないか、見直すことも大切でしょう。
不要な常駐ソフトを止めたり、使わないフォントを削除したり、視覚効果をオフにしたりするだけでも、メモリの空き容量が増やせます。
 | | ※ ウイルス対策ソフト・日本語入力ソフト・Windowsを正常に動かすためのプログラムなども常駐ソフトです。止めていい常駐ソフトと止めてはいけない常駐ソフトが存在しています。 |
 | | ※ システムフォントは削除しないよう、ご注意ください。 |
 | | デスクトップにたくさんのアイコンが並んでいるなら、この整理も考えてみましょう。 長い間使っていないアイコンを整理するなら「デスクトップ クリーンアップウイザードの実行」を利用すると、長い間使っていないショートカットアイコンをまとめて示してくれるので便利です。 |
実際にどれだけの仮想メモリを今日使ったか、それも「タスクマネージャ」で調べることができます。
PCワークを終えるときに、「タスクマネージャ」の「パフォーマンス」タブで表示される画面を見てみましょう。
PC画面最下段のタスクバーを右クリックし「タスクマネージャ」を選ぶか、「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Del」キーを同時に押すと、「タスクマネージャ」が表示されます。「パフォーマンス」タブをクリック。
「コミットチャージの最大値」から「物理メモリの合計」を引きます。 その値が、今日使用した「仮想メモリ」の容量です。 この画面の場合、最大値の551260(KB)から物理メモリ合計の457200(KB)を引いて、94060KB。今日使った仮想メモリは約92MBとわかりました。
Windowsの標準設定では、仮想メモリは、物理メモリの1.5倍を確保している―。こう前述しましたが、動画編集などでそれを超える仮想メモリが一時的にも必要となった場合、Windowsはどうしているんでしょうか。いよいよシャットダウン? いえ、「搭載メモリ(物理メモリ)の最大3倍まで、自動的に仮想メモリの領域を拡張し、対応する」という、さらなる対策がとられているのです。
 | | このように拡張された仮想メモリの領域は、作業が終わると、また標準の状態に戻ります。 |
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